テレビや新聞などでよく報道される「マタニティハラスメント(マタハラ)」という言葉。
職場において、妊娠や出産した人に対して行われる嫌がらせのことです。
育児を奥さん任せにしている男の人からの、嫌がらせや嫌味を言われたりが多いと思うのですが、意外にも同性から受ける場合も少なくないそうです。
上の世代の女性は、産休や育休がない時代を過ごし、嫌味も言われながら子育てと仕事をしてきた人が多く、
「私たちのころは...」
「あなたたちは、育休も取れたり、いいわよね、楽で。」
と、いわれたりすることも。
自分のやってきた子育て論を主張されても・・て思いますが、意外と多いんです。
現実問題として、産休や育休を取る同僚のカバーをしなくちゃいけない場合、今の仕事以上に仕事が増える訳です。
自分に余裕がある時はいいけれど、しんどい時なんかは、グチもこぼしたくなります。
腹が立つときもありますよ。
本当は、産休・育休をカバーする同僚の怒りの矛先が、本来は会社に向かうべきなのに、相手に向かって言ってしまう。
すると、「なんで私ばっかり。妊娠・出産すればエライの?」という不満がでてきてしまいます。
確かに従業員に、産休や育休をとらせるのは、会社の義務で法律で定められています。
働いている女性であれば、正社員はもちろん、契約社員や派遣社員、パートなど雇用形態に関係なく、だれでも産休をとることができます。
でも、当然の権利だからと、開き直ってしまうのは違うと思うのです。
あなたが休んでいる間、自分の仕事が忙しくても、手伝ってくれている同僚がいます。
「当然の権利だから」と開き直るのではなく、同僚への感謝、ありがとうの気持ちは忘れてはいけないと思います。