2ヶ月の頃、保育園の入園式につれて行こうと思い、着替えをしようと見たところ、耳だれに気づき、急いで病院へ。
まさかこんなに早く、病院のお世話になるとは思っていなかったので、かなりあせりながら受診しました。
急性中耳炎と滲出性中耳炎の違いや、病院ではどんなことをするのか、書いてみたいと思います。
症状と経過
急性中耳炎の症状
のどや鼻の鼓膜についた細菌がのどから耳につながる耳管を通って中耳に入り炎症を起こす病気。
急性中耳炎は突然、高熱が出てぐずる事から気づく事が多いようです。
風邪やはしかの合併症としておきる事も多いので、これらの病気の後、機嫌が悪いようなら中耳炎が疑われます。
炎症が強まると、鼓膜が自然に破れて耳だれという中耳にたまった膿が流れ出します。
膿が出ると熱は下がり痛みも治まりますが、膿の出る直前は痛みがピークに達します。
浸出性中耳炎の症状
鼻と耳をつなぐ耳管の働きが悪くなることで鼓膜の奥にある中耳腔に浸出液がたまって取れなくなった状態。
滲出性中耳炎は急性中耳炎の治療が不十分だった場合にかかりやすい病気です。
鼓膜の内側に膿が残っている場合があります。
その膿が原因で急性中耳炎が治りきらず滲出性中耳炎となってしまうことがあります。
急性中耳炎の治療をしていて、子どもが痛がらなくなったからと通院をやめたりしてはいけません。
中耳炎の治療方法
抗生物質などの投薬による治療
滲出性中耳炎はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎との合併症の可能性があるので、その治療のためにアレルギーを抑える薬を服用することもあります。
鼓膜切開
投薬をしても膿がなくならず状態が良くない場合は、鼓膜を切開して鼓膜周辺にたまった膿を出します。
鼓膜に麻酔をかけて切開します。鼓膜は切開しても数日すれば自然と元通りになるので、心配はいりません。
鼓膜チューブ
滲出性中耳炎の症状がかなり重い場合におこなわれるもので、チューブ留置術と言われています。
目的は鼓膜切開と同じで鼓膜周辺にたまった膿を出すためです。
鼓膜に小さなチューブを入れ中耳の風通しをよくします。
チューブを入れない場合は鼓膜が自然と閉じていきますが、チューブを入れることで数ヶ月から1年以上開けたままにできます。
チューブは自然と抜けるようになっていますが、抜けない場合は症状の状態を見ながら先生が判断してチューブを抜いてくれます。
このチューブを抜いてしまえば、鼓膜は自然と閉じていきます。
我が子の場合
うちの子供は、生後2ヶ月から「滲出性中耳炎」になっていました。
最初は鼓膜切開をして様子を見ていましたが、何回も繰り返す為、鼓膜にチューブを入れていました。
「切開を繰り返す事、チューブを入れる事」で耳の聞こえが悪くなったりするんじゃないかと不安でしたが、医師に聞くと、そんな事はないそう。
2か月~小学1年ぐらいまで、長く病院に通いました。
それからは、風邪を引いたり、鼻水が出てるな~と思ったら、連れていくようにしました。
小学1年ぐらいまでは、風邪=中耳炎みたいな感じだったのですが、小学2年、3年と学年が上がっていくうちに、それもなくなり、最終行かなくなりました。
病院が長くなると、「治らないんじゃないだろうか..」と心配になりますが、そんなことはありません。大丈夫ですよ。